CADで編み図を描いてみよう7

前回までのおさらい

前回まででコースター本体の1辺に縁あみを描きました。

CADで編み図を描いてみよう1
CADで編み図を描いてみよう2
CADで編み図を描いてみよう3
CADで編み図を描いてみよう4
CADで編み図を描いてみよう5
CADで編み図を描いてみよう6

今回はこれをぐるっと周りにコピーしていきます。
あともう少しで完成です!

基点はどこかな?

回転しながらコピーするには、まず基点を決めないといけません。
どこを基点にするか、がとっても重要になります。
さて、前回ふりふりを描いた時はちょうどいいドットがありましたが
今回はどこを基点にしましょうか?

シンキングターイム!

正解は・・・

本体のど真ん中を基点にします。
そうすることで、本体周りにぐるっときれいにコピーすることができます。

まずは補助線

それがどこかを分かりやすくするために、補助線を引きます。
まず、ツールバー【線属性】をクリック、線を補助線種、補助線色に変えます。
ツールバー【中心線】をクリックします。
このコマンドは、指定した2つの点の中心に線を引くというものです。
作り目のくさり編みの、下を通るドットと本体最上段の長編みの頭を通るドットをそれぞれ右クリックします。
そうしたら、次にどこでもいいので本体より外側の2点をクリックして、横切るように線を引きます。
次に、本体の左右の長編みをそれぞれクリックし、本体より外側の2点をクリックして、縦に本体を分割するように線を引きます。
この2つの線が交わったところを基点にします。


補助線が薄くて細いのでわかりにくいかもしれませんが、ちょうどど真ん中になります。
これで準備OK!

お待ちかね!回転コピー

準備ができたので、いよいよ回転コピーです。
ツールバー【複写】をクリックします。
複写する範囲として、縁あみを選択します。このときも1回で選択できなかったら、【追加範囲】や【除外範囲】を使って必要なものだけを選択します。
(1回で決めなければ、と思わなくていいです。←ここだいじ)
選択できたら、コントロールバー【基点変更】をクリックし、先ほど描いた補助線の交点を右クリックします。
コントロールバー【回転角】に90と入力し、複写先の点として、基点と同じ点を右クリックします。
すると、左側にコピーできました。


次にコントロールバー【連続】を2回クリックします。
これで、本体の周りにぐるっとコピーできました。


ほ~ら、あっという間に描けちゃいます。
手描きにはない面白ろさです。

今日のPOINT

・基点と複写先の点は同じ
    回転複写では、基点と複写先の点は同じです。
 ここがずれると上手くコピーできません。
・回転の中心を見極める
    どこを基点にしたらいいか、図を良く見て決めてください。
 そこに点がなければ、補助線引いて作ってください。

レッスンに必要なもの

・かぎ針CAD編み図レッスン用テキスト
・付属データ

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